近江牛の歴史
三大ブランド牛(神戸ビーフ・松坂牛・近江牛)の中で一番古い歴史を持ちます。
江戸時代からすでに、牛肉が「養生薬」の名目で、味噌漬や干し肉として彦根藩から将軍家に献上、賞味されていました。
明治になって西洋文化の影響で牛肉食が始まると、近江牛はブランド牛として全国に普及しました。これは、近江商人の活躍があったためともいわれています。
1882年 |
明治15年 |
神戸港から海運により牛 を東京に出荷する |
1884年 |
明治17年 |
四日市港から海運により牛を東京に出荷する |
1887年 |
明治20年 |
と殺条例が制定。東京府下のと畜数は2万頭(産地別内訳は近江33%、摂津32%、播州11%、伊勢7%) |
1890年 |
明治23年 |
前年の東海道本線開通により、八幡駅より牛の輸送が始まる |
1892年 |
明治25年 |
朝鮮半島より牛疫が伝播し、生牛の輸送が禁止される |
1907年 |
明治40年 |
近江牛育ての親の西居庄蔵翁が蒲生郡牛馬商組合を設立する |
1910年 |
明治43年 |
家畜市場法の制定交付により県内家畜市場改組、草津、八日市、貴生川の市場整備される |
1911年 |
明治44年 |
常設家畜市場開設される(草津・貴生川・湖東・八日市・瀬田・野洲・西押立・木之本) |
1914年 |
大正3年 |
東京上野公園で全国家畜博覧会開催、蒲生郡の牛が優等1位となる |
1932年 |
昭和6年 |
県立種畜場が野洲町市三宅に設置される |
1935年 |
昭和10年 |
東京芝浦家畜市場の共進会で蒲生郡の牛が優等3位となる |
1942年 |
昭和17年 |
役肉用種牝牛貸付規定により、和牛飼育を奨励する |
1948年 |
昭和23年 |
滋賀県に畜産課が新設される |
1951年 |
昭和26年 |
近江肉牛協会が設置される |
1952年 |
昭和27年 |
近畿東海北陸連合肉牛共進会(第1回)が開催される |
1954年 |
昭和29年 |
日本橋・白木屋で近江牛の大 宣伝会が開催される |
1959年 |
昭和34年 |
和牛生産団地育成事業、肉蓄団地設置事業等により肉用牛の生産を図る |
1962年 |
昭和37年 |
滋賀県家畜商業協同組合が設立される |
1966年 |
昭和41年 |
株式会社「滋賀食肉地方卸売市場」が設立される |
1991年 |
平成3年 |
牛肉が輸入自由化となる |
2005年 |
平成17年 |
「近江牛」の定義を統一 |
2007年 |
平成19年 |
滋賀食肉センター操業開始 |
2007年 |
平成19年 |
「近江牛」が地域団体商標に登録 |
2007年 |
平成19年 |
「近江牛」生産・流通推進協議会設立 |
2008年 |
平成20年 |
「近江牛」認証制度開始 |
2009年 |
平成21年 |
認定「近江牛」指定店舗登録制度開始 |
さらに詳しい情報は「近江牛」生産・流通推進協議会のホームページよりご確認頂けます。
http://www.oumiushi.com/